2007年6月25日月曜日

分析化学実験レポート6

中和滴定シリーズラストです。
考察がほんとに考えただけでしっかり調べてないのでいい加減なこと言ってるかもしれないです。
間違ってたらすごくすみません。

文章の力のなさはあきらめてください。
おかしいとこあったら突っ込んでくれると助かります。
参考にしていただければ幸いです。



中和滴定(NaOHおよびNa2CO3混合溶液中の両者の定量)

○目的
 混合溶液に特定の操作を行い、溶液中に含まれる個々の物質を定量する。

○方法・結果
 試料溶液20mlをとり、250mlに薄める。薄めた溶液20mlをとり、メチルオレンジを指示薬として全アルカリ濃度を0.1N-HClで滴定する。滴定は3回行う。
 次にNaOHのみ定量する。薄めた溶液20mlを約70℃に加熱し、0.1N-BaCl2を徐々に加え、BaCO3を沈殿させる(Na2CO3 + BaCl2 → BaCO3 + 2NaCl)。これを冷却後、フェノールフタレインを指示薬として0.1N-HClで滴定する。滴定は3回行う。

全アルカリの滴定
HCl滴下量(ml) ①17.8 ②17.8 ③17.9 平均17.83
濃度 = (0.1 × 1.110) × 17.83 /20 × 250/20 = 1.2370

NaOHの滴定
HCl滴下量(ml) ①8.0 ②8.1 ③7.9 平均8.0
濃度 = (0.1 × 1.110) × 8.0 /20 × 250/20 = 0.5550

Na2CO3の濃度 = 1.2370 - 0.5550 = 0.6820

○考察
 Na2CO3はNaOHとH2CO3の塩であるため、Na2CO3のアルカリ性はNaOHに由来するものである。よって、Na2CO3とNaOHの混合溶液を中和滴定すると、2つの物質が同時に中和反応を起こしてしまい、個々の定量を行うことは不可能である。これを解決するため、BaCl2を溶液に加え、Na2CO3と反応させ、中和反応には関わらない形としてから中和滴定を行うことで、NaOH単体の濃度を求めることが出来る。そして、全アルカリの濃度を一度に定量した濃度からNaOHの濃度を引くことでNa2CO3の濃度を求めることが出来る。