2007年7月11日水曜日

分析化学実験レポート16

ついに最後のレポート。
「ついに」漢字で書くと「終に」なので重複表現です。


文章の力のなさはあきらめてください。
おかしいとこあったら突っ込んでくれると助かります。
参考にしていただければ幸いです。


酸化還元滴定法―硫酸銅中のCuの定量

○目的
 CuSO4・5H2O中のCuを酸化還元滴定によって定量する。

○方法・結果
 試料0.5~0.7gを正確に量り、50mlに溶かし、6N-CH3COOHを4mlと、3N-KI溶液5mlを加え、でんぷん溶液を指示薬として0.1N-Na2S2O3標準溶液(f=0.910)で滴定する。

順に、 秤量した硫酸銅(g) 滴下したNa2S2O3(ml) Cu% である。
① 0.5076 20.2 23.014
② 0.6042 23.5 22.493
③ 0.7049 26.8 21.987

平均Cu% = 22.498%

○考察
 理論値では
Cu% = 63.546 / 249.6796 × 100 = 25.45%

絶対誤差 25.45 - 22.50 = 2.95
相対誤差 2.95 / 25.45 × 100 = 11.59%

 理論値とかなり離れた値になったので、前回評定したNa2S2O3の濃度が正確なものでなかったと考えられる。

分析化学実験レポート15

文章の力のなさはあきらめてください。
おかしいとこあったら突っ込んでくれると助かります。
参考にしていただければ幸いです。


酸化還元滴定―0.1N-Na2S2O3標準溶液の調製と標定

○目的
 0.1N-Na2S2O3の調製および酸化還元滴定(ヨウ素法)による標定

○方法・結果
 Na2S2O3・5H2Oを6.3~6.5g上皿天秤ではかり取り、煮沸してCO2を除いた水に溶かして250mlの溶液にする。
 小型の秤量ビンに3N-KI溶液約2mlを入れ、その重量を電子天秤で正確に量る(W1)。これにI2を0.3~0.4gを入れ、フタをして正確に量り(W2)、I2を入れる前の秤量との差からI2の量を求める(W)。つぎに、大ビーカーに3N-KI溶液4mlと、水100mlとを入れ、この中に先に量ったI2-KI溶液を移す。洗浄ビンを使って、全て移すこと。
 評定しようとするNa2S2O3溶液をビュレットから滴下する。淡黄色になったらでんぷん溶液2~3mlを加え、滴定を続けて青色の消失するところを終点とする。

① W1 18.8755 W2 18.2999 W 0.3172 滴下量 26.9ml 規定度 0.0929
② W1 18.1606 W2 18.4524 W 0.2918 滴下量 25.8ml 規定度 0.0891
平均 規定度 0.0910 f=0.910

○考察
 滴定時に、でんぷん溶液を加えると、ヨウ素でんぷん反応により、強い青色を呈するので指示薬として利用することが出来る。

分析化学実験レポート14

文章の力のなさはあきらめてください。
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参考にしていただければ幸いです。


酸化還元滴定―過酸化水素水の定量


○目的
 過酸化水素水を酸化還元滴定で定量する。またモール塩の定量も行う。

○方法・結果
 H2O2濃度が約3.5%の過酸化水素水20mlをとり、純水で薄めて250mlとする。薄めた溶液20mlをとり、純水で100mlにして、6N-H2SO4を30ml加える。
 0.1N-KMnO4標準溶液(f=1.076)で滴定する。

KMnO4滴下量(ml) ①33.0 ②33.1 ③33.8 平均32.97

濃度 = 5 × 0.1076 × 32.97 /8 = 2.2172規定
  = 2.2172 × 17.01 = 37.72 g/l

 次にモール塩0.5gを精秤し(0.5085g)、純水で250mlに薄める。薄めた溶液20mlを純水で約200mlにし、6N-H2SO4を30ml加えて、0.1N-KMnO4標準溶液(f=1.013)で滴定する。
 モール塩:FeSO4(NH4)2SO4・6H2O

KMnO4滴下量(ml) 1.2
濃度 = 392.13/5 × 5×0.1013×1.2/8 = 5.9584 g/l

○考察
 モール塩とは硫酸アンモニウム鉄(Ⅱ)六水和物のことであり、過マンガン酸カリウムとは以下の反応を起こす。

2KMnO4 + 10FeSO4(NH4)2SO4 + 8H2SO4 → K2SO4 + 2MnSO4 + 10(NH4)2SO4 + 5Fe2(SO4)3 + 8H2O

この反応でFe2+がFe3+に還元される。